第6話 懐疑

雑賀文太はどうしようもないほど憂鬱であった。 「はぁ〜〜」 教員室のディスクに肩肘をついて手を頰につけ、落ち込んだ様子でため息をついていた。 「ったく、本当に憂鬱だわ〜。地平線に浮かんだ太陽と土手道を歩く牛とのその使い手が思い浮かぶくらい憂鬱…

第4話 スクリュードライバーってもはやカクテルの域を超えた言葉だよね

《こちらが食堂でございます!!》 「すげー……」 一旦ログアウトすることを告げた深丸が花原葉月に誘われ、通された場所は青葉志成学園の食堂であった。 一目見ただけで豪華絢爛だとわかる造り。 円卓から普通の長机までおおよそ400人は超える人数を収容でき…

第2話 メンテナンスに入りたい

「やりたいこと……か」 深丸は自分のベッド仰向けになり、天井をぼんやり見つめている。 「……やりたいことって言われてもなぁ」 15歳の深丸は思う。 俺には将来の夢だとか、志ってものがない、と。 今の生活で十分満足できているし、これ以上の幸せってものが…

ゴクツブシ米太郎といがもっちの懐かしの座談会 パート2

ニーチェ? ゴクツブシ:ニーチェ※1読んでるの? いがもっち:ニーチェはちょっとかじっただけ笑 そんなに読んでない笑 ニーチェもたくさん本出しとるけど、とりあえず『善悪の彼岸』は完全に読んでみたいねぇ。……そう言えば、ツァラ……あれ、なんだっけ? …